トラ日記・090928

いつもトラを応援して下さってありがとうございます。
トラは9月26日の午前0時8分に息を引き取りました。
本当にあっという間で残念で寂しい気持ちですが、トラ自身精一杯頑張ってくれたので私は前向きでいられる…そんな今です。

24日には自分でご飯が食べられなくなっていました。
急いでご飯とお薬をあげるためのシリンダーを用意して何回かに分けてご飯をあげました。
食欲はあるのに口に口内炎があるのか、喉が痛くてを通らないのか、胃が荒れてしまっているのか分かりませんが暫くするとそっぽを向く感じでした。
トラは上手く歩行も出来ない状態にまでなっていましたが、そんな状態でもトイレに入ってウンチをするとか譲れない部分もあったようです。
本能なのかもしれませんが、私にはプライドのように感じました。

25日朝、息も苦しそうでフガフガ言っていました。
病院に連れて行ったところ、かなり危険な状態だと言われました。
酸素を直に吸わせても呼吸が落ち着かない状態でした。
先生は血が薄まってしまうと嫌がっていたのですが、少しでも楽になったら…と思い点滴を打ってもらいました。
ご飯を朝食べていなかったですし、直に打って入れてもらえた方が苦しいのが和らぐだろうし、血の方も貧血とはいえ肉球と唇を見る限りそこまで低く無さそう、という事でお願いしました。
先生はそれでも少量しか入れられませんよ、と言っていましたがそれでも水も飲めない状態だったので今思ってもやっぱり入れて良かったと思っています。
延命処置はしますか?と聞かれて凄く悩みましたがしない方向にしてもらいました。
見るからに衰弱していたので蘇生処置をしてもらっても苦しませるだけだとは素人目で見ても明らかでした。
特に蘇生処置の方法の中で気付けの薬を打ったりするみたいでしたので、余計に辛そうだ…と思いました。
ただ、1%でも望みがあるのなら…と思うところもあってかなり辛い選択でした。
その1%にかける状態はもう飼い主のエゴなのか猫自身の為になるのか分からなかったので、それなら自然な方に任せようと思いました。

それから夕方まで病院の酸素ボックスに入れてもらっているのを見ていたのですが一向に良くなりそうも無く、また逆に急変する素振りも無かったので酸素ボックスを借りて自宅で見ることにしました。
先生は連れてきた時から意識は無いだろう…と言っていましたが呼びかけると瞳孔が動くので私にはあるように思えました。
何回か呼吸停止を繰り返した後、静かに息を引き取りました。

今まで体にオシッコが付いてもお風呂に入れられなかったので拭いたり水不要の泡シャンプーというのがあってそれを使ったりはしていたのですが、それでもやっぱり足が黄色くなってしまっていたのでお風呂に連れて行って足だけ洗いました。(全身は皮膚が剥がれてしまうかもでしたので大丈夫な所だけ…)
ドライヤーをかけて乾かしたらフワッフワになりました。
干し魚を近くに置いてあげたらトラの周りのニオイは干し魚に…(苦笑)。
一緒に火葬をお願いしました。
なにせ家族の指まで噛むほどの大好きおやつだったので…。

大まかにですがこんな感じの流れでした。
病院の酸素ボックスに入ったのが12時半頃なのでほぼ半日必死になっていたわけですが、気が張っていたので全然そんな時間が経ったようには思えなくてトラと最後まで戦っている時も疲れたとか全然無かったです。
人間って不思議だー…。
でも息を引き取った後は疲労がどばっと出て来てあちこち筋肉痛になりました。
今もまだ肩とか凝ってます…。

もっと、色々出来たんじゃないかな…とか思わずにはいられない短さでした。
トラがいなくなった翌日にトラの為に買った色々なご飯とか道具が届きました。
シルバーウィークだったのもあって今頃届いたものもありました。
この辺ももっと早くに買っていれば…とか後悔してみたり。

色々な体験と後悔と感じた事は今のトラのページをいじって後ほど乗せておこうと思います。
私も沢山検索して調べました。
同じように戦う人と猫さんに参考にしてもらえたら良いかな?と思っています。

ちなみに、私はみなさんが心配される以上に元気です。
ふと泣きそうになる事もありますが、トラが頑張った事を思うと前向きでいられます。
トラが亡くなった日の朝は雲ひとつ無い快晴でした。
いえ…むしろ暑い位でした(笑)。
トラとの良かった事や面白かった事を思い出してどんより~ではなく、明るくいたいと思います。